“1930年代アニメ”の世界で、生き延びるサバイバル――『Kalit』が描く不気味で美しい冒険

インディーゲームニュース

インディー開発チームTraviteam Gamesのふたりが手がける『Kalit』は、1930年代アニメを思わせる“ゴムホーススタイル”の世界観で展開するオープンワールド型のサバイバルアドベンチャー。Unreal Engine 5.6で描かれる奇妙で味のある世界には、クラフトや農業、拠点づくりなどさまざまな生活要素が詰まっており、見た目のユニークさだけでなく、ゲームプレイの幅広さでも注目を集めています。現在、Steamでリリース予定作品として公開中です。

詳細情報

  • タイトル: Kalit
  • 開発元/パブリッシャー: Traviteam Games
  • ジャンル: オープンワールドサバイバルアドベンチャー
  • 対応プラットフォーム: PC(Steam)
  • リリース日: 近日登場
  • 価格: 未定
  • プレイ人数: 1人
  • Steamページ: https://store.steampowered.com/app/3789230/Kalit/

ゲーム内容

世界観とストーリー

『Kalit』の舞台は、まるで1930年代のアニメに入り込んだかのような、ちょっと不気味で、でもどこか懐かしい雰囲気の世界。やわらかくグニャグニャと動くキャラクターたちや、クラシカルなサウンド、画面のちらつきまでもが、当時のアニメーションを思わせるこだわりの演出で再現されています。

この世界に放り込まれたプレイヤーは、特に明確な目的も提示されないまま、生き延びるために行動していくことになります。物語は語られるというより、プレイヤーが探索の中で少しずつ発見していくスタイル。静かに、しかしどこか不穏な空気の中で進む体験は、言葉以上に深く記憶に残ります。

主なゲームシステム

『Kalit』は、広大なオープンワールドを自由に歩き回りながら、自然の中で生き抜いていく1人用のサバイバルゲームです。木の実や薬草を摘み、動物を見つけて素材を集め、道具や設備をクラフト。農地を整え、作物を育て、暮らしの拠点を少しずつ築き上げていきます。

素材は自然から得るだけでなく、時には危険な環境や謎めいたエリアにも踏み込む必要があり、生存には判断力や計画性も問われます。また、動植物は環境に応じて行動パターンを変えるため、観察や試行錯誤がプレイの一部となっています。

本作ならではの特徴

最大の見どころは、なんといっても“ゴムホースアニメ”風のアートスタイル。1930年代アニメの象徴的な演出――たとえば、手足がうねるように動いたり、画面がチラチラ揺れたりといった表現――がゲーム全体に散りばめられており、まるで1930年代アニメの世界を冒険しているような感覚に浸れます。

その一方で、使われているゲームエンジンはUnreal Engine 5.6。美しくリアルな環境表現とアニメ的な描写が共存していて、光や風、地形の質感までしっかり作り込まれています。古めかしく見えて、実は最先端というギャップも本作の魅力です。

プレイスタイルも自由度が高く、戦闘や明確なミッションに縛られることなく、自分なりのペースで「生きる」ことを楽しめます。

日本語対応状況

UI:日本語対応 / 字幕:対応 / 音声:不要(会話要素なし)
Steamストアの対応言語情報にて、日本語UIと字幕への対応が明記されています。会話音声は存在しないため、言語の壁を感じることなくプレイ可能です。

総評

『Kalit』は、奇抜な見た目に反して、じっくり遊べる骨太なサバイバルアドベンチャーです。どこか可笑しくも不気味な“1930年代風アニメ”の世界観と、農業やクラフトを中心とした自由度の高い生活シミュレーションがうまく組み合わさっており、気がつけばこの風変わりな世界に引き込まれてしまうはず。

『Don’t Starve』や『The Long Dark』のような探索型サバイバルが好きな方はもちろん、ユニークなビジュアルやアートスタイルに惹かれる方にもぴったりです。

気になった方は、ぜひSteamページをチェックしてウィッシュリストに追加しておくのがおすすめ。今後のアップデート情報も要注目です。

Steam:Kalit
ユニークなサバイバルアドベンチャー、1930年代のラバーホースアニメスタイル!生き残るために戦え:クリーチャーを捕獲し、栽培し、採掘し、必要なものすべて(装備、乗り物、基地まで)を作り上げよう。陸地と沈没船のある深海を探検し、危険と驚異の間...
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